情報通信工学実験実習 II(情報工学)全7日・レポート5本
情報工学徹底攻略
実験指導書とレポート作成ガイドラインを、専門知識がなくても読めるように解きほぐした私的な学習ガイドです。出てくる言葉はすべてこのサイトの中で説明しているので、検索しなくても最後まで読み進められます。
まず、あなたの番号を設定する
この実験では、学生番号の下2桁から、仮想マシンの番号やIPアドレスが決まります。設定すると、このサイトに出てくるコマンド例がすべてあなた用の値に置き換わり、そのままコピーして使えるようになります。
JavaScriptが動かない環境では置き換えは行われません。指導書と同じく「xxx」「XX」を自分の番号に読み替えてください。
入力した値はこのブラウザの中だけに保存され、外部には送信されません。学校の共用PCで使ったときは、設定画面の「消去する」で消せます。
この実験で作るもの
7日間かけて、学校の仮想化サーバーの中に自分専用のサーバーを1台作り、少しずつ機能を積み上げていきます。1日目に土台を作り、2日目に安全に遠隔操作できるようにし、3日目以降はその上にWebサーバーやAIを載せていきます。前の日の成果の上に次の日の作業が乗るので、途中で壊すと先へ進めません。そのために、節目ごとに「スナップショット(セーブポイント)」を取る習慣をつけます。
日程とレポート
1日の演習は180分(4時限分)です。5本のレポートを、それぞれ指定のファイル名のPDFで提出します。
| 日程 | レポート | テーマ | 提出ファイル名 |
|---|---|---|---|
| 1日目 | 課題1 | 仮想化基盤への接続、OSのインストール、初期設定 | T3情報工学1_[学生番号]_[氏名].pdf |
| 2日目 | 課題2 | ファイアウォールの設定、SSH鍵認証 | T3情報工学2_[学生番号]_[氏名].pdf |
| 3日目 | 課題3 | Docker環境の構築 | T3情報工学3_[学生番号]_[氏名].pdf |
| 4・5日目 | 課題4 | Webサーバーの構築と自動化(DNSは付録2) | T3情報工学4_[学生番号]_[氏名].pdf |
| 6・7日目 | 課題5 | ローカルLLMの導入とAI連携Webサイト | T3情報工学5_[学生番号]_[氏名].pdf |
ファイル名の組み立ては、レポートの書き方のページにある入力欄でも確認できます。
最初に覚える「作業区分ラベル」
指導書の各手順には、どの画面で操作するかを示すラベルが付いています。この実験でいちばん多い失敗は、Windowsに打つべきコマンドをUbuntuに打つ(またはその逆)という「画面の取り違え」です。手順を始める前に、必ずラベルを確かめてください。
| ラベル | 操作する場所 | 見分け方 |
|---|---|---|
| Webブラウザ(Proxmox) | WindowsのChromeで開いたProxmoxの管理画面 | 画面にProxmoxのメニューやVMの一覧が出ている |
| Windows 11 ターミナル | Windowsの「ターミナル」アプリ(PowerShell) | 行頭が PS C:\Users\あなたの名前> |
| Ubuntuサーバー ターミナル | Proxmoxの「コンソール」に映るUbuntuの画面 | 行頭が t3admin@t3lab-XX:~$(ブラウザの中に黒い画面) |
| Windows 11 ターミナル(SSH接続) | Windowsのターミナルから ssh でUbuntuに入った状態 | Windowsの窓なのに、行頭が t3admin@t3lab-XX:~$ |
下の2つは、どちらも同じUbuntuサーバーを操作しています。違うのは「どの窓から触っているか」だけです。1日目はProxmoxのコンソールを使い、2日目にSSHの設定ができてからは、Windowsのターミナルから操作するほうが主になります(コピー&ペーストができて楽になります)。詳しくはプロンプトの読み方で説明しています。
このガイドのコマンド例も、上の枠に同じラベルを表示しています。左端の色がラベルの色です。
systemctl status sshほかに、枠の上に「ファイルの中身」とあるものはエディタで書き込む内容、「画面の表示例」とあるものは打ち込むものではなく、表示される結果の例です。どちらもターミナルに打ち込みません。
このガイドの読み方
実験の前の日に
まだ読んでいなければ予備知識とLinux操作の基本を読みます。そのうえで、その日のページの「この日のゴール」と「全体の流れ」に目を通します。
実験の最中に
その日のページの手順カードを、指導書と並べて見ます。各カードに「何をするか」「なぜするか」「こうなればOK」を書いてあります。エラーが出たら、その文をエラーを特定に貼り付けると原因と直し方を探せます。症状から探すならトラブル対処集へ。
レポートを書くとき
先にレポートの書き方を読み、各日のページの「エビデンス」チェックリストと「課題を考えるための材料」を使って組み立てます。
文章中の点線の下線がついた言葉は用語集へのリンクです。パソコンではマウスを乗せると短い説明が出ます。
実験の各ページの手順の中には、2種類の丸いアイコンを置いています。
スクリーンショット(エビデンス)を撮るところ。マウスを乗せると撮るタイミングが表示され、押すとページ下のエビデンス一覧の該当項目へ移動します。考察を書くときに知っておきたいこと。マウスを乗せる(スマホでは押す)とヒントが表示されます。
指導書を読むときの注意
指導書は授業の中で補足されることを前提に書かれているため、表記が揺れていたり、手順が省略されていたりする箇所があります。気づいた点を以下にまとめました。どれも自己判断で進めず、担当教員の指示を優先してください。
- リポジトリの説明文(README)では演習を5日間としていますが、各課題のページでは課題4が4・5日目、課題5が6・7日目で、合計7日間です。このガイドは各課題のページに合わせています。
- ホスト名が、READMEでは
pc[学生番号2桁]、1日目の手順ではt3lab-[学生番号下2桁]になっています。→ 1日目 手順3 - 1日目の目的に「hostsファイル設定」とありますが、具体的な手順は書かれていません。→ 1日目 hostsファイル
- 2日目の説明文には「22番と80番を許可」とありますが、コマンドは22番だけで、確認でも80番は閉じている前提です。→ 2日目 手順1
- 3日目以降、Dockerで公開したポートは、ufwで許可していなくても外から接続できます。→ 3日目の解説
- 4日目の目的にある「シェルスクリプトによる自動化」と「AIを活用したトラブルシューティング」には、具体的な手順がありません。→ 4・5日目
- 付録2(DNS)の結果をどのレポートにまとめるかは書かれていません。4日目のページから参照されています。→ 付録2
- 6日目の「WindowsからOllamaのAPIを呼ぶ」手順は、Ollamaの初期設定のままだとつながりません。また、PowerShellの
curlの例は、Windows 11標準のPowerShell 5.1ではエラーになります。→ 6・7日目 手順2 - Nginxのリバースプロキシ設定ファイルは、要点の1行しか示されていません。→ 6・7日目 手順7
このガイドについて
元にした資料
- 実験指導書:github.com/hiracchi/metro-cit-t3-lab(更新履歴 版1.3・2026-05-18、最終更新 2026-08-03)
- レポート作成ガイドライン:github.com/hiracchi/metro-cit-guideline-for-report-writing(版1.3・2026-04-20)
どちらも2026年9月28日時点の内容です。指導書は更新されることがあるので、授業で配られた版と食い違うときは、授業の版を正としてください。優先順位は担当教員の指示 > 指導書・ガイドライン > このガイドです。
課題の「答え」は書いていません
レポートの課題については、考えるための知識と観点だけを載せ、答えの文章は載せていません。レポートのガイドラインが生成AIの回答の貼り付けを禁止していること、また指導書自身が、AIには「完成済みの考察文ではなく、要点・論点・書くべき観点を示す」ことを求めていることに合わせています。
生成AIで作ったガイドです
このガイドは生成AI(Claude)を使って作成しました。レポートのガイドラインでは、生成AIを補助的に利用した場合、利用したAIの名称・プロンプト・利用箇所を「付記」に書くことになっています。このガイドの説明を参考にして書いた部分があれば、そのルールに従って記載してください。また、このガイドは参考文献には挙げられません。事実を引用するときは、書籍や公式の資料を確かめてください(参考文献のルール)。