情報工学徹底攻略実験とレポートの私的学習ガイド

情報通信工学実験実習 II(情報工学)全7日・レポート5本

情報工学徹底攻略

実験指導書とレポート作成ガイドラインを、専門知識がなくても読めるように解きほぐした私的な学習ガイドです。出てくる言葉はすべてこのサイトの中で説明しているので、検索しなくても最後まで読み進められます。

まず、あなたの番号を設定する

この実験では、学生番号の下2桁から、仮想マシンの番号やIPアドレスが決まります。設定すると、このサイトに出てくるコマンド例がすべてあなた用の値に置き換わり、そのままコピーして使えるようになります。

VM ID(100+下2桁)1XX
VMの名前t3lab-XX
サーバーのIPアドレス192.168.100.xxx
ユーザー名t3admin

JavaScriptが動かない環境では置き換えは行われません。指導書と同じく「xxx」「XX」を自分の番号に読み替えてください。

入力した値はこのブラウザの中だけに保存され、外部には送信されません。学校の共用PCで使ったときは、設定画面の「消去する」で消せます。

この実験で作るもの

7日間かけて、学校の仮想化サーバーの中に自分専用のサーバーを1台作り、少しずつ機能を積み上げていきます。1日目に土台を作り、2日目に安全に遠隔操作できるようにし、3日目以降はその上にWebサーバーやAIを載せていきます。前の日の成果の上に次の日の作業が乗るので、途中で壊すと先へ進めません。そのために、節目ごとに「スナップショット(セーブポイント)」を取る習慣をつけます。

6・7日目Ollama(ローカルLLM)・Open WebUI・自作AIチャット 4・5日目Nginx(Web)・GoAccess + 付録2 BIND9(DNS) 3日目Docker・Docker Compose(コンテナ) 2日目ufw(ファイアウォール)・SSH鍵認証 1日目Ubuntu Server 24.04(固定IP・時刻合わせ・更新) 1日目仮想マシン(CPU 2コア・メモリ 1024 MB) 学校が用意物理サーバー + Proxmox VE(仮想化の土台) あなたの Windows 11 PC (クライアント) ブラウザでAIと会話 ブラウザでWebを表示 SSHで遠隔操作 ブラウザでProxmox
図1この実験で積み上げていく構成。下の層が動いていないと、上の層は動かない。右側は、Windows PCから各層へどうやって触るかを示している。

日程とレポート

1日の演習は180分(4時限分)です。5本のレポートを、それぞれ指定のファイル名のPDFで提出します。

表1日程・レポート課題・提出ファイル名の対応
日程レポートテーマ提出ファイル名
1日目課題1仮想化基盤への接続、OSのインストール、初期設定T3情報工学1_[学生番号]_[氏名].pdf
2日目課題2ファイアウォールの設定、SSH鍵認証T3情報工学2_[学生番号]_[氏名].pdf
3日目課題3Docker環境の構築T3情報工学3_[学生番号]_[氏名].pdf
4・5日目課題4Webサーバーの構築と自動化(DNSは付録2)T3情報工学4_[学生番号]_[氏名].pdf
6・7日目課題5ローカルLLMの導入とAI連携WebサイトT3情報工学5_[学生番号]_[氏名].pdf

ファイル名の組み立ては、レポートの書き方のページにある入力欄でも確認できます。

最初に覚える「作業区分ラベル」

指導書の各手順には、どの画面で操作するかを示すラベルが付いています。この実験でいちばん多い失敗は、Windowsに打つべきコマンドをUbuntuに打つ(またはその逆)という「画面の取り違え」です。手順を始める前に、必ずラベルを確かめてください。

表2作業区分ラベルと、その画面の見分け方
ラベル操作する場所見分け方
Webブラウザ(Proxmox)WindowsのChromeで開いたProxmoxの管理画面画面にProxmoxのメニューやVMの一覧が出ている
Windows 11 ターミナルWindowsの「ターミナル」アプリ(PowerShell)行頭が PS C:\Users\あなたの名前>
Ubuntuサーバー ターミナルProxmoxの「コンソール」に映るUbuntuの画面行頭が t3admin@t3lab-XX:~$(ブラウザの中に黒い画面)
Windows 11 ターミナル(SSH接続)Windowsのターミナルから ssh でUbuntuに入った状態Windowsの窓なのに、行頭が t3admin@t3lab-XX:~$

下の2つは、どちらも同じUbuntuサーバーを操作しています。違うのは「どの窓から触っているか」だけです。1日目はProxmoxのコンソールを使い、2日目にSSHの設定ができてからは、Windowsのターミナルから操作するほうが主になります(コピー&ペーストができて楽になります)。詳しくはプロンプトの読み方で説明しています。

このガイドのコマンド例も、上の枠に同じラベルを表示しています。左端の色がラベルの色です。

Windows 11 ターミナル(SSH接続)bash
systemctl status ssh

ほかに、枠の上に「ファイルの中身」とあるものはエディタで書き込む内容、「画面の表示例」とあるものは打ち込むものではなく、表示される結果の例です。どちらもターミナルに打ち込みません。

このガイドの読み方

実験の前の日に

まだ読んでいなければ予備知識とLinux操作の基本を読みます。そのうえで、その日のページの「この日のゴール」と「全体の流れ」に目を通します。

実験の最中に

その日のページの手順カードを、指導書と並べて見ます。各カードに「何をするか」「なぜするか」「こうなればOK」を書いてあります。エラーが出たら、その文をエラーを特定に貼り付けると原因と直し方を探せます。症状から探すならトラブル対処集へ。

レポートを書くとき

先にレポートの書き方を読み、各日のページの「エビデンス」チェックリストと「課題を考えるための材料」を使って組み立てます。

文章中の点線の下線がついた言葉は用語集へのリンクです。パソコンではマウスを乗せると短い説明が出ます。

実験の各ページの手順の中には、2種類の丸いアイコンを置いています。

スクリーンショット(エビデンス)を撮るところ。マウスを乗せると撮るタイミングが表示され、押すとページ下のエビデンス一覧の該当項目へ移動します。考察を書くときに知っておきたいこと。マウスを乗せる(スマホでは押す)とヒントが表示されます。

指導書を読むときの注意

指導書は授業の中で補足されることを前提に書かれているため、表記が揺れていたり、手順が省略されていたりする箇所があります。気づいた点を以下にまとめました。どれも自己判断で進めず、担当教員の指示を優先してください。

  • リポジトリの説明文(README)では演習を5日間としていますが、各課題のページでは課題4が4・5日目、課題5が6・7日目で、合計7日間です。このガイドは各課題のページに合わせています。
  • ホスト名が、READMEでは pc[学生番号2桁]、1日目の手順では t3lab-[学生番号下2桁] になっています。→ 1日目 手順3
  • 1日目の目的に「hostsファイル設定」とありますが、具体的な手順は書かれていません。→ 1日目 hostsファイル
  • 2日目の説明文には「22番と80番を許可」とありますが、コマンドは22番だけで、確認でも80番は閉じている前提です。→ 2日目 手順1
  • 3日目以降、Dockerで公開したポートは、ufwで許可していなくても外から接続できます。→ 3日目の解説
  • 4日目の目的にある「シェルスクリプトによる自動化」と「AIを活用したトラブルシューティング」には、具体的な手順がありません。→ 4・5日目
  • 付録2(DNS)の結果をどのレポートにまとめるかは書かれていません。4日目のページから参照されています。→ 付録2
  • 6日目の「WindowsからOllamaのAPIを呼ぶ」手順は、Ollamaの初期設定のままだとつながりません。また、PowerShellの curl の例は、Windows 11標準のPowerShell 5.1ではエラーになります。→ 6・7日目 手順2
  • Nginxのリバースプロキシ設定ファイルは、要点の1行しか示されていません。→ 6・7日目 手順7

このガイドについて

元にした資料

どちらも2026年9月28日時点の内容です。指導書は更新されることがあるので、授業で配られた版と食い違うときは、授業の版を正としてください。優先順位は担当教員の指示 > 指導書・ガイドライン > このガイドです。

課題の「答え」は書いていません

レポートの課題については、考えるための知識と観点だけを載せ、答えの文章は載せていません。レポートのガイドラインが生成AIの回答の貼り付けを禁止していること、また指導書自身が、AIには「完成済みの考察文ではなく、要点・論点・書くべき観点を示す」ことを求めていることに合わせています。

生成AIで作ったガイドです

このガイドは生成AI(Claude)を使って作成しました。レポートのガイドラインでは、生成AIを補助的に利用した場合、利用したAIの名称・プロンプト・利用箇所を「付記」に書くことになっています。このガイドの説明を参考にして書いた部分があれば、そのルールに従って記載してください。また、このガイドは参考文献には挙げられません。事実を引用するときは、書籍や公式の資料を確かめてください(参考文献のルール)。

あなたの番号を設定

学生番号の下2桁を入れると、このサイトのコマンド例に出てくるIPアドレスやVM IDが、あなた用の値に置き換わります。値はこのブラウザの中だけに保存され、どこにも送信されません。