困ったとき分野別
用語集
このガイドと指導書に出てくる言葉を、分野ごとにまとめました。本文中の点線の下線がついた言葉からは、ここの説明に直接飛べます。入力欄に言葉の一部を入れると、しぼりこめます(ひらがなの読みでも探せます)。
コンピュータの基礎
- OS(オペレーティングシステム)おーえす
コンピュータ全体を管理し、アプリが動く土台になる基本ソフトウェア。
Windows、macOS、Linux(Ubuntuなど)がOSの例です。キーボード・画面・メモリ・ディスク・ネットワークといった部品をまとめて管理し、アプリからの「ファイルを保存したい」「通信したい」という依頼を代わりに実行します。クライアント用とサーバー用があり、この実験ではサーバー用のUbuntu Serverを使います。
- サーバーさーばー
ほかのコンピュータからの依頼を受けて、サービスを提供する側のコンピュータやソフトウェア。
特別な機械の名前ではなく「役割」の名前です。ふつうのPCでも、依頼を受けて応える役を持てばサーバーです。この実験では、自分の仮想マシンにWeb・DNS・AIなどの機能を持たせ、Windows PCから利用します。
出てくる場所:予備知識
- クライアントくらいあんと
サーバーにサービスを依頼する側。この実験では各自のWindows 11 PCとそのブラウザ。
出てくる場所:予備知識
- ミドルウェアみどるうぇあ
OSとアプリの間に入り、多くのアプリが共通して使う機能を提供するソフトウェア。
Webサーバー(Nginx)、データベース、DNSサーバーなどが代表例です。指導書の基礎知識では、ソフトウェアを「OS・アプリケーション・ミドルウェア」の3種類に分けています。
出てくる場所:予備知識
- CUI(キャラクターユーザーインターフェース)しーゆーあい
文字(コマンド)を打ち込んで操作する方式。サーバーではこれが標準。
画面を描く必要がないので動作が軽く、遠隔操作(SSH)や自動化(スクリプト)と相性がよいのが利点です。CLI(コマンドラインインターフェース)とも呼びます。
出てくる場所:予備知識、Linux操作の基本
- GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)じーゆーあい
マウスで画面上のボタンやアイコンを操作する方式。WindowsやスマホはGUI。
- ターミナルたーみなる
コマンドを打ち込んで、その結果を文字で読むための画面(アプリ)。
Windows 11では「ターミナル(Windows Terminal)」アプリが標準です。ターミナルは「窓」にすぎず、実際にコマンドを解釈するのは中で動くシェル(PowerShellやbash)です。
出てくる場所:Linux操作の基本
- シェルしぇる
ターミナルに打ち込んだコマンドを読み取って実行するプログラム。
UbuntuではbashというシェルがWindowsではPowerShellが使われます。同じ「ls」でも、どのシェルが受け取るかで意味や使えるオプションが変わります。
出てくる場所:Linux操作の基本
- bashばっしゅ
Linuxで標準的に使われるシェル。Ubuntuにログインするとこれが動いている。
指導書の「bash(推奨)」という見出しは、この書き方のコマンドであることを示しています。
出てくる場所:Linux操作の基本
- PowerShellぱわーしぇる
Windows標準のシェル。Windows PowerShell 5.1 と、新しい PowerShell 7 の2系統がある。
Windows 11に最初から入っているのは5.1です。5.1と7では細かな動きが違い、指導書のコマンドの一部は5.1だとそのままでは動きません。
$PSVersionTable.PSVersionで版を確かめられます。出てくる場所:PowerShellの注意
- コマンドこまんど
コンピュータへの命令文。「命令 オプション 対象」の順に、半角スペースで区切って書く。
出てくる場所:コマンドの形
- オプション(引数)おぷしょん
コマンドの動きを細かく指定する追加の文字。
-n 30のように「-」で始まることが多い。オプションに続く値(
-n 30の 30)や、操作の対象(ファイル名など)をまとめて「引数(ひきすう)」と呼びます。出てくる場所:コマンドの形
- プロンプトぷろんぷと
コマンドの入力待ちであることを示す行頭の表示。今どのコンピュータを操作しているかの手がかりになる。
Ubuntuでは
t3admin@t3lab-07:~$、PowerShellではPS C:\Users\あなた>のように表示されます。AIに入れる指示文も「プロンプト」と呼びますが、意味は別です。出てくる場所:プロンプトの読み方
- カーネルかーねる
OSの中心部分。CPUやメモリ、ディスクなどのハードウェアを直接制御する。
「Linux」は本来このカーネルの名前です。
dmesgで見られるのはカーネルが出したメッセージです。出てくる場所:1日目 手順7
- ISOイメージあいえすおーいめーじ
CDやDVDの中身を丸ごと1つのファイルにしたもの。OSのインストール用ディスクとして使う。
この実験では
ubuntu-24.04.4-live-server-amd64.isoを仮想マシンの仮想DVDドライブに入れて起動し、インストールします。インストール後は取り出しておきます。出てくる場所:1日目 手順2
- パッケージぱっけーじ
ソフトウェアを、配布・インストールしやすい形にまとめたもの。
スマホのアプリストアに並ぶ「アプリ」に近い存在です。Ubuntuでは apt コマンドで入れたり更新したりします。
出てくる場所:予備知識
- aptあぷと
Ubuntuのパッケージ管理ツール。ソフトのインストール・更新・削除を行う。
sudo apt install パッケージ名でインストール、sudo apt updateとsudo apt upgradeで更新します。管理者の操作なので sudo が必要です。出てくる場所:1日目 手順9
- リポジトリりぽじとり
ファイルをまとめて保管・配布する「倉庫」。文脈で2つの意味がある。
(1) apt が参照する、パッケージの配布元サーバー。(2) GitHubなどで、あるプロジェクトのファイル一式と変更履歴を保管する場所。このガイドの元になった指導書もGitHubのリポジトリで公開されています。
- apt update と apt upgrade
update は「最新のカタログを取り寄せる」、upgrade は「カタログを見て実際に新しい版へ入れ替える」。
update だけではソフトは1つも新しくなりません。必ず update → upgrade の順に実行します。
autoremoveは、もう使われなくなった部品を片付ける命令です。出てくる場所:1日目 手順9
- サービス(デーモン)さーびす(でーもん)
裏側で動き続けて、機能を提供するプログラム。
SSHを受け付ける sshd、Webを配信する nginx、Dockerを動かす dockerd などがそうです。Ubuntuでは systemd がまとめて管理しています。名前の末尾の d は daemon(デーモン)の d です。
出てくる場所:1日目 手順6
- systemdしすてむでぃー
Ubuntuで、サービスの起動・停止・自動起動やログの収集をまとめて管理する仕組み。
出てくる場所:1日目 手順6
- systemctlしすてむしーてぃーえる
systemd に指示を出すコマンド。status(状態)、start(起動)、stop(停止)、restart(再起動)、enable(自動起動を有効化)など。
enable --nowは「自動起動を有効にし、今すぐ起動もする」という意味です。出てくる場所:1日目 手順6
- ログろぐ
コンピュータが「いつ・何が起きたか」を記録したもの。トラブル調査の第一の手がかり。
出てくる場所:1日目 手順7
- journalctlじゃーなるしーてぃーえる
systemd が集めたログを読むコマンド。
-u サービス名でしぼりこみ、-n 30で最新30行。出てくる場所:1日目 手順7
- dmesgでぃーめっせーじ
カーネルのメッセージ(起動時のハードウェア認識など)を表示するコマンド。
Ubuntuでは一般ユーザーが読めない設定になっていることがあり、そのときは
sudo dmesgとします。出てくる場所:1日目 手順7
- YAMLやむる
設定を書くための書式。行頭のスペース(字下げ)で階層を表す。
字下げはスペースで行い、タブは使えません。字下げが1つずれるだけで意味が変わったりエラーになったりします。「名前: 値」のコロンの後ろには半角スペースが必要です。Netplan と Docker Compose の設定で使います。
- JSONじぇいそん
データをやり取りするための書式。
{"名前": 値}の形で書く。文字列は必ずダブルクォート(")で囲み、項目はカンマで区切ります。true/false(真偽値)や数値はクォートで囲みません。APIとの通信でよく使います。
出てくる場所:6・7日目
- INI形式あいえぬあい
[セクション名]と名前=値を並べて書く設定ファイルの形式。行頭の
#はコメント(無効な行)の印です。/etc/systemd/timesyncd.confがこの形式です。出てくる場所:1日目 手順8
- 改行コード(LF/CRLF)かいぎょうこーど
改行を表す見えない文字。LinuxとmacOSはLF、WindowsはCRLF。
Windowsで作ったシェルスクリプトをLinuxで動かすと、この違いのせいで「コマンドが見つからない」などの不思議なエラーになることがあります。
出てくる場所:Windowsとの違い
- 環境変数かんきょうへんすう
プログラムに外から渡す設定値。
$env:USERPROFILE(Windowsのユーザーフォルダ)やOLLAMA_HOSTなど。出てくる場所:6・7日目
- LTS(長期サポート版)えるてぃーえす
長い期間、安全のための更新が提供される版。Ubuntu 24.04 LTS は標準で5年間サポートされる。
Ubuntuは2年ごと(偶数年の4月)にLTS版を出します。24.04は「2024年4月」の版という意味です。
Linuxとコマンド
- Linuxりなっくす
1991年にリーナス・トーバルズが開発を始めたOSのカーネル。これを中心に作られたOS全体も指す。
ソースコードが公開されたオープンソースソフトウェアで、無料で使え、改良もできます。サーバー、スマホ(Android)、家電など幅広く使われています。
出てくる場所:1日目 課題
- Unixゆにっくす
1969年にアメリカのAT&Tベル研究所で生まれたOS。LinuxやmacOSの考え方の源流。
「小さな道具を組み合わせる」「すべてをファイルとして扱う」「複数の人が同時に使う」といった設計思想を持ち、大学や研究機関のネットワークとともに発展しました。
出てくる場所:1日目 課題
- ディストリビューションでぃすとりびゅーしょん
Linuxカーネルと各種ソフトをまとめて、すぐ使える形にしたOS製品。Ubuntu、Debian、Red Hat Enterprise Linuxなど。
- Ubuntu Serverうぶんとぅ さーばー
Canonical社が中心になって開発しているLinuxディストリビューションのサーバー版。GUIを持たない。
この実験では 24.04 LTS を使います。
出てくる場所:1日目
- ディレクトリでぃれくとり
ファイルを入れておく入れ物。Windowsの「フォルダ」と同じもの。
出てくる場所:パス
- パスぱす
ファイルやディレクトリの場所を表す文字列。
/etc/ssh/sshd_configなど。Linuxは区切りに
/、Windowsは\を使います。大文字と小文字は区別されます(Index.htmlとindex.htmlは別物)。出てくる場所:パス
- 絶対パスと相対パスぜったいぱす・そうたいぱす
絶対パスは
/から始まる「住所」、相対パスは今いる場所からの「道順」。.は今いる場所、..は1つ上、~はホームディレクトリを表します。出てくる場所:パス
- ホームディレクトリ(~)ほーむでぃれくとり
ユーザーごとに用意された専用のディレクトリ。
~(チルダ)で表す。Ubuntuの t3admin なら
/home/t3admin、WindowsならC:\Users\ユーザー名です。出てくる場所:パス
- root(ルートユーザー)るーと
Linuxの管理者ユーザー。どんな操作もできるため、打ち間違い1つの被害も大きい。
Ubuntuでは最初から root で直接ログインできないようになっていて、必要なときだけ sudo を使う運用が前提です。プロンプトの末尾が
#なら root、$なら一般ユーザーです。出てくる場所:rootとsudo
- ルートディレクトリ(/)るーとでぃれくとり
ディレクトリの木構造のいちばん上。すべてのファイルはここから枝分かれしている。
名前が似ていますが、rootユーザーとは別物です。
出てくる場所:パス
- sudoすーどぅ
一般ユーザーが、必要なときだけ一時的に管理者(root)の権限でコマンドを実行する仕組み。
コマンドの前に
sudoをつけると、自分のパスワードを聞かれたあと管理者として実行されます。誰がいつ何をしたかが記録に残るのも特徴です。- sudoers と visudoすーどぅあーず・ぶいすーどぅ
sudoを誰にどこまで許すかを書いた設定ファイルと、それを安全に編集するためのコマンド。
visudo は保存するときに書式をチェックしてくれます。sudoersを壊すと sudo が使えなくなり、自分では直せなくなるので、直接は編集しません。
出てくる場所:1日目 手順10
- パーミッション(権限)ぱーみっしょん
ファイルを誰が読める(r)・書ける(w)・実行できる(x)かの設定。
「所有者」「グループ」「その他の人」の3者それぞれについて設定します。
ls -lの先頭の-rw-r--r--がそれです。出てくる場所:権限
- chmodちーもど
パーミッションを変えるコマンド。
chmod 600 ファイル名のように数字で指定できる。r=4、w=2、x=1 を足した数字を、所有者・グループ・その他の順に3つ並べます。600 は「所有者だけ読み書きできる」。
出てくる場所:権限
- 所有者とグループしょゆうしゃ・ぐるーぷ
ファイルの持ち主(ユーザー)と、そのファイルを共同で扱う人たちのまとまり(グループ)。
chownで所有者を、chgrpでグループを変えます。出てくる場所:権限
- パイプ(|)ぱいぷ
左のコマンドの出力を、右のコマンドの入力として渡す記号。
dmesg | tail -n 30は「dmesgの出力のうち最後の30行だけ見せて」という意味になります。出てくる場所:パイプとリダイレクト
- リダイレクト(> と >>)りだいれくと
コマンドの出力を画面ではなくファイルへ送る記号。
>は上書き、>>は末尾に追記。2日目の
cat ~/id_ed25519.pub >> ~/.ssh/authorized_keysは追記です。ここを>にすると、登録済みの鍵を消してしまいます。出てくる場所:パイプとリダイレクト
- テキストエディタてきすとえでぃた
テキストファイル(設定ファイルやHTMLなど)を編集するソフト。ターミナルでは nano や vim を使う。
- nanoなの
ターミナルで使う、初心者向けのシンプルなテキストエディタ。
画面下の
^Oなどの表示は「Ctrlキー+O」の意味です。保存は Ctrl+O → Enter、終了は Ctrl+X。出てくる場所:エディタ
- vimぶいむ
高機能なテキストエディタ。「入力するモード」と「命令するモード」を切り替えて使う。
起動直後は文字を打っても入力されません。i で入力モード、Esc で命令モードに戻り、
:wqで保存して終了、:q!で保存せず終了します。出てくる場所:エディタ
- ページャ(less)ぺーじゃ
長い出力を1画面ずつ表示する仕組み。q で抜ける。
systemctl statusやjournalctlの出力が長いと自動でこの表示になり、プロンプトが戻ってきません。慌てずに q を押します。出てくる場所:困ったときのキー
- シェルスクリプトしぇるすくりぷと
実行したいコマンドを順番に書いておいたファイル。1回の実行でまとめて自動処理できる。
手作業の打ち間違いを防ぎ、同じ作業を何度でも同じように再現できます。
出てくる場所:4・5日目
- シバン(#!)しばん
スクリプトの1行目に書く「このファイルを実行するプログラム」の指定。
#!/bin/bashなど。出てくる場所:4・5日目
- curlかーる
コマンドでURLにアクセスし、Webページや API の応答を取ってくるツール。
Ubuntuにも Windows 11 にも入っていますが、Windows PowerShell 5.1 では
curlと打つと別のコマンド(Invoke-WebRequest)が動くので注意が必要です。出てくる場所:6・7日目、PowerShellの注意
- /etcえとせとら
設定ファイルが集まっているディレクトリ。/etc/netplan、/etc/ssh、/etc/bind など。
出てくる場所:パス
- /optおぷと
追加のソフトウェアを置くための慣習的なディレクトリ。この実験ではCompose定義の置き場所。
出てくる場所:パス
ネットワーク
- ネットワークねっとわーく
複数のコンピュータを線や電波でつなぎ、データをやり取りできるようにしたもの。
- LANらん
学校や家庭、会社など、限られた範囲のネットワーク。
この実験のLANは
192.168.100.0/24です。出てくる場所:実験環境
- IPアドレスあいぴーあどれす
ネットワーク上の住所。IPv4では 0〜255 の数字を4つ、ドットで区切って書く。
この実験では各自のサーバーが
192.168.100.[100+学生番号の下2桁]という固定のアドレスを使います。同じアドレスを2台が使うと、どちらにも正しく届かなくなります。出てくる場所:予備知識
- IPv4あいぴーぶいふぉー
現在広く使われているIPアドレスの形式。32ビット(8ビット×4つ)で表す。
約43億通りしかなく足りなくなったため、より長い IPv6 への移行も進んでいます。
- サブネットマスク/プレフィックス長(/24)さぶねっとますく
IPアドレスのうち、どこまでが「ネットワークの番号」かを示す値。255.255.255.0 と /24 は同じ意味。
/24 は「先頭の24ビット(数字3つ分)がネットワークの番号」という意味です。192.168.100.0/24 のネットワークには、192.168.100.1〜192.168.100.254 の機器を置けます。
出てくる場所:予備知識
- ネットワーク部とホスト部
IPアドレスの前半(どのネットワークか)と後半(そのネットワーク内のどの機器か)。
住所にたとえると、ネットワーク部が「町名」、ホスト部が「番地」です。
出てくる場所:予備知識
- デフォルトゲートウェイでふぉるとげーとうぇい
自分のネットワークの外へ出るときに、データを預ける出入口の機器(ルーター)。
この実験では
192.168.100.1です。ここが間違っていると、同じLAN内とは通信できてもインターネットには出られません。- ルーターるーたー
異なるネットワークの間でデータを中継する機器。
- プライベートアドレスぷらいべーとあどれす
組織内(LAN)だけで使えるIPアドレス。10.x.x.x、172.16〜31.x.x、192.168.x.x の範囲。
インターネットからは直接届きません。外と通信するときは、ルーターがグローバルアドレスに変換して中継します。
出てくる場所:予備知識
- グローバルアドレスぐろーばるあどれす
インターネット全体で通用する、世界で重複しないIPアドレス。
出てくる場所:予備知識
- DHCPでぃーえいちしーぴー
ネットワークにつないだ機器に、IPアドレスなどの設定を自動で配る仕組み。
便利ですが、配られるアドレスが変わることがあります。サーバーは住所が変わると困るので、1日目に固定IPへ切り替えます(Netplanの
dhcp4: false)。出てくる場所:1日目 手順14
- 固定IP(静的IPアドレス)こていあいぴー
手で決めて設定し、変わらないようにしたIPアドレス。サーバーはこれが普通。
出てくる場所:1日目 手順14
- NIC(ネットワークインターフェース)にっく
コンピュータをネットワークにつなぐ部品。Linuxでは ens18 のような名前で呼ばれる。
Proxmoxの仮想マシンでは、ふつう ens18 という名前になります。
ip aで確かめられます。出てくる場所:1日目 手順13
- localhost と 127.0.0.1ろーかるほすと
「自分自身」を指す特別な名前とアドレス。サーバーの中から自分に話しかけるときに使う。
curl http://localhost:8080は「このサーバー自身の8080番へアクセス」という意味です。Windowsで同じコマンドを打つと、今度はWindows自身を指すので結果が変わります。出てくる場所:3日目
- ホスト名ほすとめい
コンピュータにつけた名前。t3lab-07 や pc07 など。
出てくる場所:1日目 手順3
- ドメイン名どめいんめい
ネットワーク上の場所を、覚えやすい名前で表したもの。metro-cit.ac.jp、t3.metro-cit.internal など。
右へ行くほど大きな範囲を表します(住所の「日本」「東京都」を右から書くイメージ)。
出てくる場所:DNSの階層
- FQDN(完全修飾ドメイン名)えふきゅーでぃーえぬ
ホスト名とドメイン名を省略せずにつなげた名前。www.t3.metro-cit.internal など。
出てくる場所:DNSの階層
- .internalどっと いんたーなる
組織の内部だけで使う名前のために確保された末尾(トップレベルドメイン)。インターネット上には存在しない。
インターネットの名前の管理団体(ICANN)が2024年に、私的な用途のために予約しました。そのため、学内で自由に名前をつけても外部の実在サイトとぶつかりません。
出てくる場所:予備知識
- ポート(ポート番号)ぽーと
1台のコンピュータの中で、どのサービス宛ての通信かを区別する番号(0〜65535)。
IPアドレスが「建物の住所」なら、ポートは「窓口の番号」です。同じサーバーでも、22番はSSH、80番はWebというように窓口が分かれています。
出てくる場所:予備知識
- ウェルノウンポートうぇるのうんぽーと
よく使うサービスにあらかじめ割り当てられている0〜1023番のポート。22=SSH、53=DNS、80=HTTP、123=NTP、443=HTTPS。
出てくる場所:予備知識
- プロトコルぷろとこる
通信するときの約束事(手順と書式)。HTTP、SSH、DNS、NTPなど。
出てくる場所:予備知識
- TCPてぃーしーぴー
相手に届いたかを確かめながら、確実に順番どおり送る通信方式。SSHやHTTPで使う。
書留郵便のように、受け取り確認がある方式です。
出てくる場所:予備知識
- UDPゆーでぃーぴー
届いたかの確認を省いて、素早く送る通信方式。DNSやNTPで使う。
はがきのように、出したら出しっぱなしの方式です。小さな問い合わせを素早く済ませたい用途に向きます。
出てくる場所:予備知識
- pingぴん
相手に届くか、返事までにどれくらいかかるかを調べるコマンド。
ping -c 3 相手で3回だけ試します。-cを付けないとUbuntuでは止まらないので、Ctrl+C で止めます。出てくる場所:1日目 確認
- systemd-timesyncd
Ubuntuに標準で入っている、NTPで時刻を合わせるサービス(NTPクライアント)。
出てくる場所:1日目 手順8
- タイムゾーンとUTCたいむぞーん
地域ごとの時刻の基準。UTCは世界共通の基準時刻で、日本時間(JST)はUTCより9時間進んでいる。
サーバーはUTCのまま運用することも多く、Ubuntu Serverでは Time zone が Etc/UTC になっていることがあります。表示が9時間ずれていても、時刻同期が失敗しているとは限りません。
出てくる場所:1日目 手順8
- Netplanねっとぷらん
Ubuntuのネットワーク設定をYAMLファイルで書く仕組み。/etc/netplan/ に置き、
netplan applyで反映する。出てくる場所:1日目 手順14
- ブリッジ(vmbr0)ぶりっじ
仮想マシンを実際のネットワークにつなぐための、ソフトウェアで作ったスイッチ。
Proxmoxでは vmbr0 が物理的なLANにつながっていて、ここにつないだ仮想マシンはLANの一員として扱われます。
出てくる場所:1日目 手順2
- ssえすえす
そのコンピュータが、どのポートで通信を待ち受けているかを表示するコマンド。
ss -tulnの t=TCP、u=UDP、l=待ち受け中のみ、n=名前に変換せず番号で表示、の意味です。出てくる場所:2日目 手順2
- 待ち受け(LISTEN)まちうけ
サービスがポートを開いて、通信が来るのを待っている状態。
「待ち受けている」ことと「ファイアウォールが通す」ことは別の話です。窓口に係の人がいても、建物の門が閉まっていれば客は来られません。
出てくる場所:2日目 手順2
- Test-NetConnection
PowerShellのコマンド。相手の指定したポートに接続できるかを調べる。
結果の
TcpTestSucceeded : Trueなら接続成功、Falseなら失敗です。出てくる場所:2日目 手順3
セキュリティ
- ファイアウォールふぁいあうぉーる
通信を「通す/通さない」のルールで選別し、不要な通信を遮断する仕組み。
建物の門番のようなものです。必要な窓口(ポート)宛ての通信だけを通し、それ以外は入口で止めます。
出てくる場所:2日目
- ufwゆーえふだぶりゅー
Ubuntuでファイアウォールを簡単に設定するためのツール(Uncomplicated Firewall)。
有効にすると、初期状態では「外から入ってくる通信はすべて拒否、出ていく通信はすべて許可」になり、許可したいポートだけを
ufw allowで開けます。出てくる場所:2日目 手順1
- 攻撃対象領域(アタックサーフェス)こうげきたいしょうりょういき
外部から攻撃されうる入口の総量。開いているポートや動いているサービスが多いほど広がる。
出てくる場所:2日目 課題
- 脆弱性(ぜいじゃくせい)ぜいじゃくせい
ソフトウェアの欠陥のうち、悪用されると情報漏えいや乗っ取りにつながるもの。
見つかると開発元が修正版(パッチ)を出します。更新しないでいると、公表済みの弱点を突かれる危険が残ります。
出てくる場所:1日目 課題
- パッチ(修正プログラム)ぱっち
ソフトの不具合や脆弱性を直すための更新。
- SSHえすえすえいち
暗号化した通信で、離れたコンピュータを安全に操作する仕組み。TCPの22番ポートを使う。
Secure Shell の略です。2日目以降は、Proxmoxのコンソールの代わりにWindowsのターミナルからSSHで接続して作業します。
出てくる場所:2日目
- sshd(sshサービス)えすえすえいちでぃー
SSH接続を受け付けるサーバー側のプログラム。Ubuntuでは
sshというサービス名で管理する。出てくる場所:2日目
- sshd_config
sshd の設定ファイル。
/etc/ssh/sshd_config。Ubuntuでは、
/etc/ssh/sshd_config.d/の中の追加設定ファイルが優先されることがあります。出てくる場所:2日目
- パスワード認証ぱすわーどにんしょう
パスワードを知っていることで本人だと確かめる方法。
推測・使い回し・のぞき見・総当たりに弱いのが欠点です。
出てくる場所:2日目
- 公開鍵認証こうかいかぎにんしょう
秘密鍵を持っていることを数学的に証明して、本人だと確かめる方法。パスワードも秘密鍵も通信路に流れない。
サーバーには公開鍵だけを置きます。仮にサーバーの中身が盗み見られても、そこからログインに使える情報は得られません。
出てくる場所:2日目
- 公開鍵暗号こうかいかぎあんごう
「公開鍵」と「秘密鍵」の2つの鍵を組にして使う暗号の仕組み。一方で行った操作は、もう一方でしか確かめられない・元に戻せない。
出てくる場所:2日目
- 秘密鍵ひみつかぎ
鍵ペアのうち、自分だけが持つ鍵。絶対に他人に渡さない。ファイル名は id_ed25519(拡張子なし)。
出てくる場所:2日目
- 公開鍵こうかいかぎ
鍵ペアのうち、他人に渡してよい鍵。ログインしたいサーバーに登録する。ファイル名は id_ed25519.pub。
出てくる場所:2日目
- 鍵ペアかぎぺあ
公開鍵と秘密鍵の組。
ssh-keygenコマンドで作る。出てくる場所:2日目 手順5
- Ed25519いーでぃー にまんごせんごひゃくじゅうきゅう
SSHの鍵の種類(署名方式)の1つ。短い鍵で高い安全性があり、処理も速い。
ssh-keygen -t ed25519の-tは type(種類)の意味です。出てくる場所:2日目 手順5
- パスフレーズぱすふれーず
秘密鍵のファイルそのものにかける合言葉。ファイルを盗まれても、すぐには使えなくする。
サーバーに送られるものではなく、手元の鍵を使うときに求められます。空にすると便利ですが、鍵ファイルが盗まれたときの守りがなくなります。
出てくる場所:2日目 手順5
- authorized_keysおーそらいずど きーず
サーバー側で「このユーザーとしてのログインを許す公開鍵」を並べておくファイル。
~/.ssh/authorized_keys。1行に1つの公開鍵を書きます。本人以外が書き換えられないよう、権限を 600 にしておく必要があります。
出てくる場所:2日目 手順6
- known_hosts とフィンガープリントのうんほすつ
接続先サーバーの鍵の「指紋(フィンガープリント)」を記録しておくファイル。なりすましサーバーを見抜くために使う。
初めて接続すると
Are you sure you want to continue connecting?と聞かれ、yes と答えると記録されます。サーバーを作り直すと指紋が変わり、警告が出ます。- 総当たり攻撃(ブルートフォース攻撃)そうあたりこうげき
パスワードの候補を片っ端から自動で試して、突破しようとする攻撃。
インターネットに22番ポートを開けたサーバーには、こうした自動ログインの試みが日常的に届きます。
出てくる場所:2日目 課題
- scpえすしーぴー
SSHの仕組みを使って、コンピュータ間で安全にファイルをコピーするコマンド。
scp 送り元 送り先の順に書き、相手側はユーザー名@IPアドレス:パスで表します。出てくる場所:2日目 手順8
- 最小権限の原則さいしょうけんげんのげんそく
必要なときに、必要な分だけの権限しか与えないという安全設計の考え方。
sudo の運用や、root でのSSHログイン禁止(PermitRootLogin no)は、この考え方に基づいています。
出てくる場所:1日目 課題
仮想化・コンテナ
- 仮想化かそうか
1台の物理的なコンピュータの中に、ソフトウェアで何台分ものコンピュータを作り出す技術。
出てくる場所:予備知識
- 仮想マシン(VM)かそうましん
仮想化によって作られたコンピュータ。CPU・メモリ・ディスク・ネットワークを持ち、本物のPCと同じようにOSを入れて使える。
この実験では一人1台、自分専用の仮想マシンを作ります。
- ハイパーバイザはいぱーばいざ
物理マシンの上で、複数の仮想マシンを動かす土台となるソフトウェア。
仮想マシンごとに、CPU・メモリ・ディスクを分けて割り当てます。各仮想マシンはそれぞれ独立したOSを丸ごと動かします。
- Proxmox VEぷろくすもっくす
ハイパーバイザを中心にした仮想化の管理システム。Webブラウザから仮想マシンを作成・操作できる。
オープンソースで、中では KVM/QEMU という仮想化技術が使われています。
出てくる場所:1日目 手順1
- ホストOSとゲストOSほすと・げすと
仮想マシンを動かしている側をホスト、仮想マシンの中で動いているOSをゲストと呼ぶ。
この実験のゲストOSはUbuntu Serverです。Dockerの話では、コンテナを動かしているUbuntuを「ホスト」と呼びます。
出てくる場所:予備知識
- ノードのーど
Proxmoxでは、クラスタ(複数台のまとまり)を構成する1台1台の物理サーバー。
出てくる場所:1日目 手順2
- スナップショットすなっぷしょっと
ある時点の仮想マシンの状態を記録したもの。失敗したときにその時点へ戻れる「セーブポイント」。
同じ装置の中に保存されるので、装置そのものの故障には備えられません。その意味で、別の場所に保管するバックアップとは役割が違います。
出てくる場所:1日目 手順4
- QEMU Guest Agentきゅーえむゆー げすとえーじぇんと
仮想マシンの中で動き、Proxmoxと連携する小さなプログラム。IPアドレスの報告や安全なシャットダウンに使う。
Proxmox側で有効化し、Ubuntu側に
qemu-guest-agentを入れて、両方がそろうと働きます。出てくる場所:1日目 手順11
- KVM/QEMUけーぶいえむ・きゅーえむゆー
Linuxに組み込まれた仮想化の仕組み(KVM)と、仮想的なハードウェアを作るソフト(QEMU)。Proxmoxの中核。
- コンテナこんてな
アプリと、その動作に必要なものを1つの箱にまとめ、ほかから隔離して動かす仕組み。
仮想マシンと違ってOSを丸ごとは持たず、ホストのカーネルを共有するので、軽くて起動が速いのが特徴です。
出てくる場所:3日目
- Dockerどっかー
コンテナを作って動かすための代表的なソフトウェア。
出てくる場所:3日目
- イメージ(Dockerイメージ)いめーじ
コンテナのひな形。これをもとにコンテナを作って起動する。
料理でいえば「レシピと材料のセット」、コンテナは「そこから作った料理」です。1つのイメージから何個でもコンテナを作れます。
出てくる場所:3日目
- レジストリ(Docker Hub など)れじすとり
イメージを配布する倉庫。Docker Hub(docker.io)や GitHub Container Registry(ghcr.io)など。
出てくる場所:3日目
- タグたぐ
イメージの版などを示す名前。
nginx:stableのstable、qwen2.5:0.5bの0.5bがタグ。書かなかった場合は
latestというタグが使われます。出てくる場所:3日目
- Docker Composeどっかー こんぽーず
コンテナの構成を compose.yaml というファイルに書き、まとめて起動・停止するためのツール。
docker compose up -dで起動、docker compose downで停止・削除します。コマンドは compose.yaml があるディレクトリで実行します。出てくる場所:3日目
- compose.yaml
Docker Compose の設定ファイル。どのイメージを、どんな設定で、いくつ動かすかを書く。
出てくる場所:3日目
- ポート公開(例:8080:80)ぽーとこうかい
ホスト(Ubuntu)のポートとコンテナのポートをつなぐ設定。左がホスト側、右がコンテナ側。
"8080:80"は「Ubuntuの8080番に来た通信を、コンテナの80番へ渡す」という意味です。出てくる場所:3日目
- ボリュームぼりゅーむ
コンテナを消してもデータが残るように、コンテナの外に用意する保存場所。
コンテナの中に直接書いたデータは、コンテナを削除すると一緒に消えます。Open WebUIの会話履歴やアカウントは
open-webuiという名前付きボリュームに保存されます。出てくる場所:6・7日目
- バインドマウントばいんどまうんと
ホストのディレクトリを、コンテナの中の指定したディレクトリとしてそのまま見せる仕組み。
/opt/nginx/html:/usr/share/nginx/html:roは「Ubuntuの /opt/nginx/html を、コンテナ内の /usr/share/nginx/html として読み取り専用(ro)で見せる」という意味です。出てくる場所:4・5日目
- Dockerネットワークどっかーねっとわーく
コンテナ同士をつなぐ仮想的なネットワーク。同じネットワークのコンテナは、コンテナ名で呼び合える。
6・7日目の
app-netがこれです。Nginxのコンテナからhttp://open-webui:8080と名前で呼べるのは、同じネットワークに参加しているからです。出てくる場所:6・7日目
- 再起動ポリシー(restart)さいきどうぽりしー
コンテナが止まったときや、サーバーを再起動したときに、自動で起動し直すかどうかの設定。
unless-stoppedは「自分で止めない限り、いつも起動し直す」という意味です。出てくる場所:3日目
- Infrastructure as Code(IaC)いんふらすとらくちゃー あず こーど
サーバーの構成を手作業ではなく、設定ファイル(コード)として書いて管理する考え方。
ファイルに残るので、同じ構成を何度でも再現でき、変更の履歴やレビューも残せます。compose.yaml やシェルスクリプトはその小さな例です。
出てくる場所:3日目 課題
- -d(デタッチ)でたっち
コンテナを裏側で動かし続け、ターミナルはすぐ返してもらうオプション。
出てくる場所:3日目
- プロファイル(Composeのprofiles)ぷろふぁいる
普段の
upでは起動せず、名前を指定したときだけ使うサービスをまとめる機能。4日目の goaccess は
profiles: ["tools"]なので、docker compose up -dでは起動せず、docker compose run --rm goaccessで必要なときだけ動かします。出てくる場所:4・5日目
Web
- Webサーバーうぇぶさーばー
ブラウザからの要求に応じて、HTMLや画像などのファイルを返すサーバー。
出てくる場所:4・5日目
- HTTPえいちてぃーてぃーぴー
ブラウザとWebサーバーがやり取りするためのプロトコル。TCPの80番ポートを使う。
ブラウザが「このファイルをください(リクエスト)」と送り、サーバーが「どうぞ(レスポンス)」と返す、1往復が基本です。
出てくる場所:4・5日目
- HTTPSえいちてぃーてぃーぴーえす
HTTPの通信を暗号化したもの。TCPの443番ポートを使う。この実験では使わない。
- URLゆーあーるえる
Web上の場所を示す文字列。
http://www.t3.metro-cit.internal/goaccess-report.htmlなど。「方式(http)」「相手の名前またはIP」「ポート番号(省略時は80)」「ファイルの場所(パス)」からできています。
出てくる場所:4・5日目
- CSSしーえすえす
Webページの見た目(色・文字の大きさ・配置など)を指定する言語。HTMLが中身、CSSが見た目を受け持つ。
h2 { color: red; }のように、「どこに(セレクタ)」「何を(プロパティ)」「どうする(値)」の組で書きます。HTMLの<style>の中に書くか、別のファイル(.css)に書いて読み込みます。同じ場所に複数の指定が当たったときは、より具体的な指定と、後に書いた指定が優先されます。出てくる場所:サイトを制作
- Webブラウザうぇぶぶらうざ
Webページを表示するアプリ。Chrome、Edgeなど。
- ステータスコードすてーたすこーど
HTTPの応答についてくる3桁の結果番号。200=成功、403=アクセス禁止、404=見つからない、502=取り次ぎ先の不調。
出てくる場所:4・5日目
- リクエストとレスポンスりくえすと・れすぽんす
依頼(要求)と、それに対する応答。HTTPはこの1往復が基本単位。
出てくる場所:4・5日目
- アクセスログあくせすろぐ
Webサーバーが「いつ・どこから・何を要求され・どう応答したか」を1行ずつ記録したもの。
出てくる場所:4・5日目
- GoAccessごーあくせす
Webサーバーのアクセスログを集計し、グラフ付きのレポートにするツール。
出てくる場所:4・5日目
- リバースプロキシりばーすぷろきし
利用者からの要求を代表して受け付け、裏にある別のサーバーへ取り次ぐサーバー。
会社の受付のようなものです。利用者は受付(Nginx)の住所だけ知っていればよく、裏の担当者(Open WebUIなど)に直接行く必要がありません。
出てくる場所:6・7日目
- フロントエンドふろんとえんど
利用者の目に触れる部分。ブラウザの中で動く画面(HTML・JavaScript)。
出てくる場所:6・7日目
- バックエンドばっくえんど
裏側で処理をする部分。フロントエンドから受け取ったデータを加工したり、ほかのサービスに問い合わせたりする。
出てくる場所:6・7日目
- Flaskふらすく
Pythonで小さなWebアプリやAPIを作るためのライブラリ(フレームワーク)。
出てくる場所:6・7日目
- PHPぴーえいちぴー
Webサーバー側で動かすことの多いプログラミング言語。
- JavaScriptじゃばすくりぷと
ブラウザの中で動くプログラミング言語。ボタンを押したときの処理などを書く。
- WebSocketうぇぶそけっと
ブラウザとサーバーが接続をつなぎっぱなしにして、双方向にやり取りする通信方式。
AIの応答を1文字ずつ表示するような画面で使われます。Nginxで取り次ぐときは専用の設定行が必要です。
出てくる場所:6・7日目
- CORSこーず
あるサイトのページから、別のサイトのAPIを呼んでよいかをブラウザが判定するルール。
ブラウザのJavaScriptから直接OllamaのAPIを呼ぼうとすると、これに阻まれることがあります。
出てくる場所:6・7日目
AI・API
- 生成AIせいせいえーあい
文章・画像・プログラムなどを新しく作り出すAI。ChatGPT、Gemini、Claudeなど。
レポートでは、生成AIの答えをそのまま貼り付けることは禁止です。補助に使ったときは、AIの名前・プロンプト・利用箇所を付記に書きます。
出てくる場所:レポートの書き方
- LLM(大規模言語モデル)えるえるえむ
大量の文章から学習し、「次に来そうな言葉」を予測し続けることで文章を生成するAIの仕組み。
出てくる場所:6・7日目
- ローカルLLMろーかるえるえるえむ
自分が管理するコンピュータの上で動かすLLM。データが外に出ない代わりに、性能は手元の機械で決まる。
出てくる場所:6・7日目
- クラウド型AIくらうどがたえーあい
企業の巨大なサーバー上で動くAIを、インターネット経由で使う形態。ChatGPTやGeminiなど。
出てくる場所:6・7日目
- モデルもでる
学習によって作られた、AIの「頭脳」にあたるデータ。
qwen2.5:0.5bなどの名前で呼ぶ。出てくる場所:6・7日目
- パラメータ数(0.5b など)ぱらめーたすう
モデルの規模を表す数。0.5b は 0.5 billion=5億。多いほど賢くなりやすいが、メモリも計算も多く必要になる。
出てくる場所:6・7日目
- Ollamaおらま
ローカルLLMを簡単にダウンロードして動かすためのソフトウェア。TCPの11434番ポートでAPIを提供する。
出てくる場所:6・7日目
- Open WebUIおーぷん うぇぶゆーあい
ブラウザからLLMとチャットできる画面を提供するソフトウェア。Ollamaに接続して使う。
出てくる場所:6・7日目
- APIえーぴーあい
ソフトウェア同士が機能を呼び出し合うための窓口と、その使い方の約束事。
レストランにたとえると、客(プログラム)は厨房(AI本体)に入らず、決まった書式の注文票(リクエスト)を窓口に渡し、料理(レスポンス)を受け取ります。
出てくる場所:6・7日目
- HTTP API(Web API)
HTTPを使って呼び出すAPI。決まったURLにJSONを送ると、JSONで答えが返ってくる。
出てくる場所:6・7日目
- エンドポイントえんどぽいんと
APIの呼び出し先になるURL。Ollamaなら
http://サーバー:11434/api/generateなど。出てくる場所:6・7日目
- プロンプト(AIへの指示文)ぷろんぷと
AIに与える質問や指示の文章。ターミナルの「プロンプト」とは別の意味。
レポートの付記には、AIに与えたプロンプトを書き残します。
出てくる場所:レポートの書き方
- ストリーミング(stream)すとりーみんぐ
応答をできた端から少しずつ送る方式。OllamaのAPIで
"stream": falseとすると、最後に1つにまとめて返す。出てくる場所:6・7日目
- GPUとCPUじーぴーゆー・しーぴーゆー
CPUは何でもこなす汎用の計算装置、GPUは単純な計算を大量に同時にこなす装置。LLMはGPUがあると大幅に速い。
実験の仮想マシンにはGPUがないので、OllamaはCPUだけで動きます。小さなモデルを使うのはそのためです。
出てくる場所:6・7日目
- 推論すいろん
学習済みのモデルを使って、入力に対する答えを出すこと。
- ハルシネーションはるしねーしょん
AIが、事実と違う内容をもっともらしく答えてしまう現象。
小さなモデルほど起こりやすく、実験で「高専について教えて」と聞いたときにも誤りが混じることがあります。結果の考察の材料になります。
出てくる場所:6・7日目 課題
DNS
- DNSでぃーえぬえす
ドメイン名とIPアドレスを対応付ける、インターネットの電話帳のような仕組み。
出てくる場所:付録2
- 名前解決なまえかいけつ
名前からIPアドレスを調べること(またはその逆)。
出てくる場所:付録2
- 正引きせいびき
名前からIPアドレスを調べること。
出てくる場所:付録2
- 逆引きぎゃくびき
IPアドレスから名前を調べること。
出てくる場所:付録2
- ゾーンぞーん
DNSで、ある管理者がまとめて責任を持つ名前の範囲。この実験では t3.metro-cit.internal。
出てくる場所:付録2
- ゾーンファイルぞーんふぁいる
ゾーン内の名前とIPアドレスの対応(レコード)を書いたファイル。
出てくる場所:付録2
- リソースレコード(A・NS・SOA・PTR)りそーすれこーど
ゾーンファイルに1行ずつ書く登録情報。A=名前→IPv4アドレス、NS=担当のDNSサーバー、SOA=ゾーンの基本情報、PTR=逆引き用。
出てくる場所:付録2
- BIND9ばいんどないん
代表的なDNSサーバーソフトウェア。Ubuntuのサービス名は named(別名 bind9)。
出てくる場所:付録2
- トップレベルドメイン(TLD)とっぷれべるどめいん
ドメイン名のいちばん右の部分。.jp、.com、.internal など。
出てくる場所:付録2
- ルートサーバーるーとさーばー
DNSの階層のいちばん上にあるサーバー群。各トップレベルドメインを担当するサーバーの場所を教える。
出てくる場所:付録2
- 権威DNSサーバーけんいでぃーえぬえすさーばー
あるゾーンについて、正式な答えを持っているDNSサーバー。付録2で作るBIND9はこれにあたる。
出てくる場所:付録2
- フルサービスリゾルバ(キャッシュDNSサーバー)ふるさーびすりぞるば
利用者の代わりに、ルートから順に階層をたどって答えを探し、しばらく覚えておく(キャッシュする)DNSサーバー。
出てくる場所:付録2
- TTLてぃーてぃーえる
DNSの答えを覚えておいて(キャッシュして)よい時間。秒で指定する。
出てくる場所:付録2
- nslookupえぬえするっくあっぷ
DNSに問い合わせて結果を表示するコマンド。Windowsにも入っている。
出てくる場所:付録2
- digでぃぐ
DNSに問い合わせて、詳しい結果を表示するLinuxのコマンド。dnsutils パッケージに入っている。
出てくる場所:付録2
- シリアル番号(ゾーンの版番号)しりあるばんごう
ゾーンファイルの版を表す番号。内容を変えたら数字を増やす。日付+連番(2026092801など)で書くことが多い。
出てくる場所:付録2
レポート・研究倫理
- PDFぴーでぃーえふ
どの環境でも同じ見た目で表示・印刷できる文書ファイルの形式。レポートはこの形式で提出する。
WordやGoogleドキュメントから「PDFとして保存/ダウンロード」で作れます。
出てくる場所:レポートの書き方
- 常体と敬体じょうたい・けいたい
常体は「〜である」「〜した」、敬体は「〜です」「〜ました」という文末。レポートは常体で統一する。
出てくる場所:レポートの書き方
- キャプションきゃぷしょん
図や表につける番号と説明文。図は図の下に、表は表の上に書く。
出てくる場所:レポートの書き方
- 三線表さんせんひょう
上の線・見出しの下の線・下の線の3本の横線だけで作る表。縦線は使わない。
線が少ないぶん、数値そのものに目が行きます。このガイドの表も三線表で作っています。
出てくる場所:レポートの書き方
- SI単位えすあいたんい
国際的に決められた単位の体系。m(メートル)、s(秒)、kg(キログラム)、A(アンペア)など。
出てくる場所:レポートの書き方
- ローマン体(立体)とイタリック体(斜体)ろーまんたい・いたりっくたい
まっすぐに立った字と、右に傾いた字。単位記号は立体、量を表す記号(時間の t など)は斜体で書く。
出てくる場所:レポートの書き方
- 有効数字ゆうこうすうじ
測定や計算の結果のうち、意味のある(信頼できる)桁。
たとえば 0.012 の有効数字は2桁(先頭の0は位取りなので数えない)、1.20 は3桁(末尾の0は「0まで確かめた」という意味なので数える)です。
出てくる場所:レポートの書き方
- エビデンスえびでんす
実験を実際に行い、その結果が得られたことを示す証拠。この実験では主にスクリーンショット。
出てくる場所:スクリーンショット
- 再現性さいげんせい
同じ条件・同じ手順で行えば、ほかの人でも同じ結果が得られること。
レポートの「実験」の章は、第三者が再現できるように書くことが求められています。
出てくる場所:レポートの書き方
- 剽窃(ひょうせつ)ひょうせつ
他人の文章・コード・図・アイデアを、出典を示さずに自分のもののように使うこと。
インターネット上のコードの無断利用や、他人のレポートの書き写しも含まれます。ガイドラインでは、他人のレポートの盗用は不正行為と同じ扱いとされています。
出てくる場所:レポートの書き方
- 捏造(ねつぞう)と改ざんねつぞう・かいざん
捏造は存在しないデータを作ること、改ざんは得られたデータを都合のよいように書き換えること。どちらも厳禁。
実験がうまくいかなかったときも、結果を作り変えず、失敗したことと原因の分析をそのまま書きます。
出てくる場所:レポートの書き方
- ライセンス(MIT License など)らいせんす
ソフトウェアやコードを使ってよい条件を定めた文書。
MIT License は「著作権表示とライセンス文を残せば、自由に使ってよい」という条件の緩いライセンスです。ライセンスが書かれていないコードは、勝手に使ってよいとは限りません。
出てくる場所:レポートの書き方
- 参考文献と引用さんこうぶんけん・いんよう
参考文献は参考にした資料の一覧。本文の参考にした箇所に番号を付けて、一覧と対応させる。
出てくる場所:レポートの書き方
- 概要(Abstract)がいよう
レポートの冒頭につける、何をして何が分かったかの短い要約。ガイドラインでは300字程度を推奨。
出てくる場所:レポートの書き方
- 今後の展望(Future Work)こんごのてんぼう
今回の条件では確かめられなかったことや、次に試すべきことについての記述。
出てくる場所:レポートの書き方
- 付記ふき
本文の補足として最後に添える記述。生成AIを補助的に使ったときは、ここにAIの名前・プロンプト・利用箇所を書く。
出てくる場所:レポートの書き方
- 明朝体みんちょうたい
横線が細く縦線が太い、筆で書いた字に近い和文書体。長い文章の本文に向く。
出てくる場所:レポートの書き方
- ゴシック体ごしっくたい
線の太さがほぼ均一な和文書体。見出しや画面表示に向く。このガイドの本文はゴシック体。
出てくる場所:レポートの書き方
- Serif体(セリフ体)せりふたい
文字の端に「セリフ」と呼ばれる小さな飾りがある欧文書体。Century、Times New Roman など。
飾りのない書体は Sans-serif(サンセリフ)体と呼びます。
出てくる場所:レポートの書き方
- 等幅フォントとうはばふぉんと
すべての文字が同じ幅の書体。ソースコードの字下げや縦のそろいが崩れない。Consolas など。
出てくる場所:レポートの書き方
- pt(ポイント)ぽいんと
文字の大きさの単位。1 pt は約0.35 mm。10.5 pt はWordで標準的な本文の大きさ。
出てくる場所:レポートの書き方
該当する用語がありません。言葉を短くするか、ひらがなで試してください。